東京スポーツ(8月17日)


16日の日経平均株価は前日の米国株の下落を受け一時、1万5900円を割り込んだ。終値は 1万 6148円とやや戻したものの、今週4日間で652円も下げたことで損失にあら間を抱える個人投資家も多いだろう。ところで 2005年 12月のジェイコム株の誤発注騒動で20億円以上儲けた天才投資家 B・N・F 氏はこの暴落相場で勝っているのか。都内の自宅を直撃した。




 16日の結果は…

 「全く分からない相場ですね。まさか今日こんなに下がるとは思いませんでした」と B・N・F氏はいつも通り冷静だった。まさかこの下落局面で勝っているなんて事はあるまい。16日の結果はどうだったのか。
 「今日は朝一番に、銀行株を中心に大量に買いつけました。額にして100億円分ぐらいです」という。しかし、同氏の思惑に反して、株価は時間がたつにつれ下がる一方。「損失は一時 1億6000万までいきました」ところが午後1時半を過ぎたあたりから突然銀行株を中心に反転し始める。猛烈な買いが入ってマイナス8%まで暴落していた三井住友FGが一時プラスまで浮上したため「売り抜けた」という。
 結局、損どころか 2億4000万円以上の利益となりトレードは大成功だった。
 「17日もまた下がるかもしれないというリスクがありましたから…。ホントならもっとうまくトレードしてもっと稼げたんでしょうけど」とちょっぴり悔しそうな同氏。
 しかし常に買っているわけではない。「実は最近、今年最大の損失を出してしまったんですよ」という。




今年最大の損失も

 先週10日の株式市場は想定以上の下落を記録。ついには、売り逃げできずに1日で 2億 8000万の損失が確定した。さすがの同氏も「参りました」というが、200万円から資産をここまで増やした男は役者が違った。
 週明けの 13日には3億6000万円の利益となり一気に取り戻したのだ。
 160億円の資産は今年に入って 175億に増えている。この暴落相場で儲けるとは、さすがとしか言いようがない。




■ 今回の取材で分かったこと ■

 BNFの最近
 10日 2億8000万の損失(今年最大)
 13日 3億6000万の利益
 16日 2億4000万の利益



 含み損-1.6億から+2.4億の利益。
 底値から4億増えたところで売っている。
 普通ならプラスに転じたところであっさり売るだろう。
 しかしBNFは違う。
 戻りが行き過ぎたところまで利益を伸ばし、処分している。
 強靭な精神力と、大きな需給を読む相場観がなければ、無理な芸当だ。
 株の天才とはBNFのことである。